微笑み・薄笑いの表現・描写・類語(口・顎のカテゴリ)の一覧 ランダム5
人差し指で銀色のめがねのフレームに触れながら、うつむき加減にそっと微笑む。左手の透き間から、柔らかい息がほのかにもれてくる。それは確かに微笑みでありながら、伏せられたまつげのために、切ないため息のようにも思える。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
有島武郎 / 或る女
唇に 謎 のような微笑をうかべる
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
絶えず漣漪 のように起こっては消える微笑
梶井基次郎 / 冬の日
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「口・顎」カテゴリからランダム5
唇に微笑が影のように動いた。
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
口の端の方にうっかりすると見落としてしまいそうなほどの微かな笑みを浮かべて
村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
「笑う・笑み」カテゴリからランダム5
あたしは美咲の笑顔に花を見る。花びらがはっきり分かれているものじゃなく、朝顔みたいに一枚に繫がっていて、ロート状になっている花。ふるっと揺れて、ねじった布が解けていくように、ゆっくり開花していく花だ。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
唇に 謎 のような微笑をうかべる
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
形良く並んだ歯をすらりと見せた、ポスターのような薄っぺらい笑み。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
笑いが頬にこわばった枠をつくって残る
伊藤 整 / 青春 amazon
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