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雅子は赤いツウピースを着ていた。前衿に濃紺のネッカチーフをおしこみ、胸のポケットにも同色のハンカチをのぞかせていた。洋服の赤色は朱系統ではなく冴えたクリムスンレーキだった。アクセサリーの濃紺との強い対照があまり色の白くない彼女の顔をはっきりさせ、ひき締った感じであった。
松本 清張 / 与えられた生「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 ページ位置:20% 作品を確認(amazon)
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服装の印象・評価(和服、洋服問わず)
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前後の文章を含んだ引用
......岡雅子が病室に顔を見せたのはそれから二日後だった。孝子がノックを聞いて入口のドアに歩いたが、そこで二人はちょっと立話をしていた。桑木は雅子の声がすぐに分った。 雅子は赤いツウピースを着ていた。前衿に濃紺のネッカチーフをおしこみ、胸のポケットにも同色のハンカチをのぞかせていた。洋服の赤色は朱系統ではなく冴えたクリムスンレーキだった。アクセサリーの濃紺との強い対照があまり色の白くない彼女の顔をはっきりさせ、ひき締った感じであった。「先生、びっくりしましたわ。前に伺ったとき、ご病気のことはちっともおっしゃいませんでしたから」 雅子はベッドの横から眼を細めてのぞいた。彼女はとり澄ました顔より......
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濃紺(のうこん)
冴える・冱える(さえる)
胸(むね)
濃紺・・・濃い紺色。ネイビー。
冴える・冱える・・・1.光や色、音などに濁りがなくて鮮明に感じられる。
2.寒さが厳しくて身が引き締まる感じである。
3.目や頭、体などの感覚がはっきりして調子がいい感じがする。
・・・1.体の前面で、首と腹との間の部分。また、その内側にある心臓や肺臓、胃などの内臓。
2.(胸に宿るとされている、)心。想い。心中。
3.乳房(ちぶさ)。おっぱい。
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