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君はがんじょうな文鎮 になって小さな部屋を吹雪 から守るように見えた。
※備考※ 部屋にいる大男、外は吹雪
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:21% 作品を確認(青空文庫)
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大柄な体つき
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前後の文章を含んだ引用
......荒れまくっていた。部屋 の中ではストーブの向かい座にあぐらをかいて、癖のように時おり五分刈りの濃い頭の毛を逆さになで上げる男ぼれのする君の顔が部屋を明るくしていた。君はがんじょうな文鎮 になって小さな部屋を吹雪 から守るように見えた。温 まるにつれて、君の周囲から蒸 れ立つ生臭い魚の香は強く部屋じゅうにこもったけれども、それは荒い大海を生々しく連想させるだけで、なんの不愉快な感じも起こさせなかっ......
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決して力持ちには見えなかった。年齢相応に全身に贅肉の塊がこびりついた、筋肉の退化した、若かった頃の鋼のような力を失いつつある、酒飲みの頭脳労働者によくある肉体の持ち主にすぎない
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
横光利一 / 日輪
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