何千匹の鱶(ふか)のよう白い歯をむいてくる波
小林 多喜二 / 蟹工船 作品を確認(amazon)
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波
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単語の意味
鱶(ふか)
鱶・・・鮫(さめ)の関西での地方名。関東などでは特に大形のものを指す。多くの鮫が体内で子供を育てる習性(卵胎生、らんたいせい)があるため「鱶」の字に「養」が含まれるとされる。高級食材であるフカヒレの「ふか」はここから来ている。
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波の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
清らかな白波に月光がきらめき、月の中のうさぎが波間を走るかのように見える
白洲 正子 / 能の物語 amazon
見えない天の川の水もそのときはゆらゆらと青い焔 のように波 をあげるのでした。
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
波のうねりがまくれ込み、白くくだけて崩れ落ちながら、砂の傾斜に目もくらむほどの早さで走り上がってくる
島尾 敏雄 / 出孤島記 amazon
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「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
大西洋という巨大な水たまり
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
川の水が絶壁に吸い寄せられたように慕い寄って、濃緑の色を湛えて渦巻く
菊池 寛 / 恩讐の彼方に amazon
浜を 嚙 む単調な音
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
静まり返った空気の中で地面の奥深く湧き水の水音が響いている
長野まゆみ / 少年アリス amazon
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