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降っているのかいないのかわからないくらいなのに、そのくせ体だけはぐっしょりと濡れてしまいそうな細かな雨だ。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:28% 作品を確認(amazon)
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霧雨(きりさめ)
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前後の文章を含んだ引用
......じだ。海の匂いと雨の予感がいりまじっている。あたりはけだるいなつかしさに満ちていた。河川敷のくさむらからは虫の声が鳴り響いていた。今にも雨が降り出しそうだった。降っているのかいないのかわからないくらいなのに、そのくせ体だけはぐっしょりと濡れてしまいそうな細かな雨だ。 ぼんやりとした水銀灯の白い光の中に川の流れが見えた。くるぶしまでしかない浅い流れだ。水は昔と同じように澄んでいた。山から直接流れ落ちてくるから汚れようもないの......
単語の意味
体(からだ)
・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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重い灰色で幾層にも 覆われた空から透明な水滴が勢いよくざあざあ音を立てて降る。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
視界を真っ白に閉ざす霧の中
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
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