女性の好意にみちた眼差しにおもわずほほえみ返したとき、彼女の視線が自分の斜めうしろの人物に向けられていたことに気付いて、行き場のなくなった微笑がそのまま頬に凍りついてしまう
吉行淳之介 / 原色の街 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
微笑み・薄笑い
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
視線(しせん)
目差し・眼差し(まなざし)
頬(ほお・ほほ)
視線・・・目と、目が見ようとしているモノとを結ぶ線。目が見ている方向。見つめている方向。
目差し・眼差し・・・物を見るときの目の表情。物に視線を向けるときの目のようす。目つき。目線。
頬・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
ここに意味を表示
微笑み・薄笑いの表現・描写・類語(口・顎のカテゴリ)の一覧 ランダム5
微笑が口びるの上をさざ波のようにひらめき過ぎた。
有島武郎 / 或る女
ひまわりみたいに笑って
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「口・顎」カテゴリからランダム5
両唇の角をちょっと上へ反らせるとひとを焦 らすような唇が生き生きとついていた。
岡本かの子 / 金魚撩乱
人のいい顔を作って笑った。
吉川英治 / 醤油仏
唾液を口の中でぐるぐる回し白く濁らせ水飴のようにして舌に乗せ
村上 龍 / 限りなく透明に近いブルー amazon
「笑う・笑み」カテゴリからランダム5
彼の少し窪んだ両眼の下の暗い 暈 のある辺りには、かすかに微笑が浮かんでいた
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
きゃらきゃらと笑って
岡本かの子 / 雛妓
同じカテゴリの表現一覧
口・顎 の表現の一覧
笑う・笑み の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ