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池の方で水鳥が、くゎ、くゎ、と鳴き叫び、やがて三四羽続けて水を蹴 って立つ音が聞える。
岡本かの子 / 雛妓 ページ位置:16% 作品を確認(青空文庫)
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鳥のさえずり(鳴き声)
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前後の文章を含んだ引用
......があるとしたところで僕はやっぱり孤児の気持です」逸作はその孤児なる理由は話さなかったが、わたくしにはどうやら感じられた。「可哀 そうな青年」 何に愕 いてか、屋後の池の方で水鳥が、くゎ、くゎ、と鳴き叫び、やがて三四羽続けて水を蹴 って立つ音が聞える。 わたくしは淋しい気持に両袖 で胸を抱いて言った。 「今度こそ二人とも事実正銘の孤児になりましたのね」 「うん、なった。――だが」 ここでちょっと逸作は眼を俯 けていた......
単語の意味
叫ぶ・号ぶ(さけぶ)
叫ぶ・号ぶ・・・1.何かを訴えるために、大きな声を出す。大声を発する。大声で言う。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
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鳥のさえずり(鳴き声)の表現・描写・類語(鳥類のカテゴリ)の一覧 ランダム5
トンビの一鳴きが、高く遠く、また響く。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
尾の黒い野鳥がすきとおるような声で鳴きつづけていた
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
玉の簾(すだれ)を渉(わた)るような声で雲雀(ひばり)が囀(さえず)る
辻井 喬 / 暗夜遍歴 amazon
鳥がツンツン鳴きました。
宮沢賢治 / ひかりの素足
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(ヒバリの)啼声(なきごえ)ばかり花弁のように降ってきた。
獅子 文六 / 胡椒息子 (1953年) amazon
干潟のほの白い砂の上に、黒豆を零したようなのは、烏の群が下りているのであろうか。
鈴木 三重吉 / 千鳥 amazon
燕尾(えんび)服を着たペンギン鳥が園遊会のように群れていたりする。
野上 弥生子 / 哀しき少年「野上弥生子短篇集 (岩波文庫)」に収録 amazon
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