自分の奥に燃え燻 ってしまった青春の夢
岡本かの子 / 河明り ページ位置:57% 作品を確認(青空文庫)
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青春
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前後の文章を含んだ引用
......美しいお嬢さんとそういうことがあるんですか。それはロマンチックなお話ですね。よろしい、一つお手伝いしましょう」 中老の社長はその男にも好意を持つと同時に、自分も自分の奥に燃え燻 ってしまった青春の夢を他人ごとながら、再び繰り返せるように気が弾んで来たらしい。 「恋というものは人間を若くする。酒と子供は人間を老いさせる」 ステッキの頭の握りに両手を載せ、その上......
単語の意味
燻る・燻ぶる・燻ぼる(くすぶる・くすぼる)
燻る・燻ぶる・燻ぼる・・・1.火が燃え上がるでもなく、消えるでもない、煙だけ出した状態である。
2.人の状態が好ましくない段階で、留まっている。
3.不平不満を持ったまま、引きこもって過ごす。
4.煙のすすで黒く汚れる。すすける。
2.人の状態が好ましくない段階で、留まっている。
3.不平不満を持ったまま、引きこもって過ごす。
4.煙のすすで黒く汚れる。すすける。
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女性への憧れが変形した青春の世界
吉行 淳之介 / 砂の上の植物群 amazon
今思うと、あの頃はあまりにもいろいろなことがありすぎて、時間がどんどん過ぎてゆくような感じがした。それなのに、全然せわしない感じはしなかった。あの頃知り合った人々や一緒に過ごした人々、行った場所、なにもかもが濃密で、もしかしたらあれこそが遅くやってきた(弟にはとても早くやってきた)、青春というものなのかもしれない、とすら思う。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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(幼い娘の)細くて茶色い髪の、赤ん坊みたいな匂い
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
まだ柔かい口髭が、やつと鼻の下に、生えかかつた位の青年
芥川龍之介 / 芋粥
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