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ともしは、その炎のまわりに無数の輪をかけながら、執拗しゅうねい夜に攻められて、心細い光を放っている。
芥川龍之介 / 偸盗 ページ位置:90% 作品を確認(青空文庫)
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揺れる炎・ともし火
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......まったような笑い声を立てる。――猪熊いのくまおじは、総身そうみをわなわなふるわせながら、まだ生きているという事実を確かめたいために、重いまぶたを開いて、じっとともし火の光を見た。ともしは、その炎のまわりに無数の輪をかけながら、執拗しゅうねい夜に攻められて、心細い光を放っている。と、小さな黄金虫こがねむしが一匹ぶうんと音を立てて、飛んで来て、その光の輪にはいったかと思うとたちまち羽根を焼かれて、下へ落ちた。青臭いにおいが、ひとしきり鼻を打つ。  あ......
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