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鏡のように凪 いだ夕暮前の湖面
岡本かの子 / 金魚撩乱 ページ位置:40% 作品を確認(青空文庫)
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海が光る・海面の照り
凪・静かな海
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前後の文章を含んだ引用
......引受けて、相当に切廻 していた。彼女と復一との噂 は湖畔に事実以上に拡 っているので、試験所の界隈へは寄りつけなかった。 「東京を出てからもう二年目の秋だな」 復一は、鏡のように凪 いだ夕暮前の湖面を見渡しながら、モーターボートの纜 を解いた。対岸の平沙 の上にM山が突兀 として富士型に聳 え、見詰めても、もう眼が痛くならない光の落ちついた夕陽が、銅の襖 の引手のよ......
単語の意味
凪ぐ(なぐ)
凪ぐ・・・1.風がやんで水面が静かになる。風や波がおさまる。
2.心が穏やかになる。和む。
2.心が穏やかになる。和む。
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水面・海面の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
水面の色から不気味なばかりの水の深さが感じられた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
水が死んでいるせいか、羊かんを流したようにぴったりと動かない。
林 芙美子 / 松葉牡丹「林芙美子文庫〈〔第9〕〉松葉牡丹 (1950年)」に収録 amazon
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海が光る・海面の照りの表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
真昼の光を浴びて、海が、ガラスの破片のようにどぎつく光って
太宰 治 / 斜陽 amazon
陽を受けた海が針をまき散らしたようにキラキラと光る
遠藤 周作 / 何でもない話 amazon
日が強いので水がやに光る。
夏目 漱石 / 坊っちゃん amazon
海がニスを刷いたように凪いで光る
落合 恵子 / 夏草の女たち amazon
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凪・静かな海の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
まっ青な平らな平らな湖水の上に立ってゐることに気がつきました。けれどもそれは湖水だったのでせうか。いゝえ、水ぢゃなかったのです。硬かったのです。冷たかったのです、なめらかだったのです。それは実に青い宝石の板でした。
宮沢賢治 / ひかりの素足
朝凪が波を消し海は太古のような静かな威厳に満ちている。
檀 一雄 / 花筐「花筐―はなかたみ 檀一雄短編集 (1969年)」に収録 amazon
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旱魃(かんばつ)が続いて、海は煮詰まった紺色に膨れ上る。
岡本 かの子 / やがて五月に (1956年) amazon
潮のにおいが緑色のともし火のよう
川端康成 / 掌の小説 amazon
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