水が死んでいるせいか、羊かんを流したようにぴったりと動かない。
林 芙美子 / 松葉牡丹「林芙美子文庫〈〔第9〕〉松葉牡丹 (1950年)」に収録 作品を確認(amazon)
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水面・海面
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単語の意味
羊(ひつじ)
羊・・・ウシ科の哺乳動物。ヤギに似た、中型の大人しい家畜。らせん形の角がある。毛は灰白色で、柔らかくて巻き縮む。性質は臆病で、集団をつくって生活する。毛は毛織物の原料で、肉は食用。
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水面・海面の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
魚群が海面に大きく白い皺をひろげる
小林 信彦 / 世界でいちばん熱い島 amazon
よどんだ水が、洋かんを流したようにぴったりと動かない
林 芙美子 / 林芙美子文庫〈〔第9〕〉松葉牡丹 amazon
暗い水面がコールタールみたいに固く揺れる
向田 邦子 / 隣りの女 amazon
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「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
羊水のような海が暗く騒ぐ気配を見せる
倉橋 由美子 / 倉橋由美子の怪奇掌篇 amazon
さしでる光の条(すじ)が、海原の一面を赤ばんだ黄金色に染める
真継 伸彦 / 鮫 amazon
先には川の曲がるところがあって、そこはいつも渦が巻いている所だ。川はそこを曲がって深い沼のような所へ入る。
梶井基次郎 / 城のある町にて
雨の日も天気の日も、まるでホラ貝が鳴っているように殷々(いんいん)と海が鳴っていた。
林 芙美子 / 耳輪のついた馬「風琴と魚の町/清貧の書 (新潮文庫 は 1-4)」に収録 amazon
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