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会社には十人ばかりの社員がいて、バスケット・ボールの競りあった試合みたいに始終人が出たり入ったりしていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:57% 作品を確認(amazon)
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往復・行ったり来たりする
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前後の文章を含んだ引用
......ながら向いのビルの三階にある会社の労働状況を一日がかりで眺めていた。一日眺めていても、それがいったい何を目的とした会社であるのかは僕にはさっぱりわからなかった。会社には十人ばかりの社員がいて、バスケット・ボールの競りあった試合みたいに始終人が出たり入ったりしていた。誰かが誰かに書類をわたし、誰かがそれに判を押し、べつの誰かが封筒にそれを入れて外にとびだしていった。昼休みには大きな乳房の女事務員がみんなにお茶を淹れた。午後に......
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往復・行ったり来たりするの表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
巣をおびやかされた蜂のように右往左往している。
渋川驍 / 巷の風
木々の間からは、境内にずらりと並んだ屋台の屋根、その間を右往左往する人々の姿が、まるで暗い水槽に詰め込みすぎた魚みたいに見えている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
檻の中の動物のように行きつ戻りつする
芝木 好子 / 女ひとり amazon
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「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
風が撒きちらしている波の飛沫が、逆巻く霧になって視界を覆う
三島 由紀夫 / 潮騒 amazon
地響きがして、西北七八百メートル辺りのところに黒煙の柱が立ちのぼった
井伏鱒二 / 黒い雨 amazon
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