小さなステンレス小鍋の蓋をとるとふわりと湯気が上がる。白い豆腐を中に鱈ほんの一口と春菊一本、黄色の柚子皮一欠け。なんと分を守った清々しい湯豆腐だろう。
太田 和彦 / 日本の居酒屋をゆく 望郷篇 作品を確認(amazon)
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単語の意味
鱈・大口魚(たら)
清清しい・清々しい(すがすがしい)
鱈・大口魚・・・タラ科の海魚。鱗(うろこ)は細かく、腹は白く膨れている。大きな口を開けて他の生物を捕食することから「大口魚(たいこうぎょ)」と呼ばれる。当て字で「たら」と読むこともある。身や卵は食用。また、肝臓からは肝油をとる。身が雪のように白いため「鱈」の字に「雪」の字を含めたとされる。
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小さなステンレス小鍋の蓋をとるとふわりと湯気が上がる。白い豆腐を中に鱈ほんの一口と春菊一本、黄色の柚子皮一欠け。なんと分を守った清々しい湯豆腐だろう。
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