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池の氷の上にはさらに雪がつもり、ふしぎにつもらぬ箇所もあって、白い大まかな斑らは、装飾画の雲のように大胆にえがかれていた。
三島 由紀夫 / 金閣寺 作品を確認(amazon)
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雪景色・銀世界
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単語の意味
斑(まだら・むら・ぶち)
斑・・・1.下地の色とは違う色が、不規則に混じっている模様。いろいろな色や濃淡の入りまじっている模様。また。そのさま。
2.1が転じて、ある現象が現れたり、現れなかったりすることのたとえ。はっきりした部分とそうでない部分があるのたとえ。
2.1が転じて、ある現象が現れたり、現れなかったりすることのたとえ。はっきりした部分とそうでない部分があるのたとえ。
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夢の中にでもいるように、雪明かりが物の形を朧げに浮かび上がらせる
福永 武彦 / 風のかたみ amazon
景色は雪のために美しくはなく陰惨にみえた。街の風景の傷口をかくしている薄汚れた繃帯(ほうたい)のようにそれがみえた。
三島 由紀夫 / 仮面の告白 amazon
吹雪が原野の面を磨いて、一枚の鏡のようにまっ平らにする
本庄 陸男 / 石狩川〈上〉 amazon
からりとした上天気。眼もくらむような光った雪景色。
林芙美子 / 新版 放浪記
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積もるとみせかけて、牡丹雪 は案外なところで消えてゆく。
林芙美子 / 新版 放浪記
雪はますます激しく降り、殆んど前もみえないくらいだった。街全体が冷凍された死体のように絶望的に固く凍りついていた。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
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