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前後の文章を含んだ引用

......まらない気持になった。　けれど小母さんは少しも白雪姫には似ていなかった。無造作に伸ばした髪は浴場の湿気のためにもわもわと広がっておさまりがつかず、化粧気はなく、虚弱児のように瘦せていた。奥目で、顎が尖り、口元には深い皺が目立った。ユニフォームのつもりなのか、いつも胸の前で身頃を合わせて紐で縛る、ガウンとも寝間着ともつかないタオル地の服を羽織っていた。それ以外の装いは誰も見たことがなかった......

単語の意味

奥目（おくめ）

顎・頤・腭（あご）

奥目・・・生まれつき、普通より奥にひっこんだ目。また、そのような目の人。くぼ目。⇔出目（でめ）。

顎・頤・腭・・・１．口の上下の、歯の生えている部分で、話したり物を噛んだりするのに役立つ器官。
２．下あご。頤（おとがい）。
３． 釣り針の先に逆向きにつけた返しのこと。釣り針のかかり。鐖・逆鉤・逆鈎（あぐ）。
４．機械や道具などで、物をつかんだり引っ張ったりする開閉部分。
５．食事。食料。まかない。食費。
６．口をきくこと。物言い。おしゃべり。