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船は一方の推進機で水を後ろへ、もう一つのでそれを前へやり、時々はそれを止めなどしながら段々と岸壁を離れて行った。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:21% 作品を確認(amazon)
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......ったのだ。鐘が鳴って見送人が船から降りねばならぬ時に、お栄は「身体を大切にね」とか「お便りは始終して下さいよ」とか云った。謙作はちょっと感傷的な気持になった。 船は一方の推進機で水を後ろへ、もう一つのでそれを前へやり、時々はそれを止めなどしながら段々と岸壁を離れて行った。三人は時々微笑しながら手を振り合っていた。そのうち謙作はそうして両方でいつまでもいつまでも見送っているのが苦しくなった。船の方向が定まり船尾が岸壁を三四十間離れ......
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港の方から遠く尾を引く汽笛が聞こえた。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon関連カテ汽笛遠くの音
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