冬の月が夜気を白刃のように凍らせる
川端康成 / 掌の小説 作品を確認(amazon)
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冬の夕方・夜
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単語の意味
夜気(やき)
白刃(しらは・はくじん)
冬の月(ふゆのつき)
夜気・・・1.夜の冷えた空気。
2.夜の静かな雰囲気や気配。
2.夜の静かな雰囲気や気配。
白刃・・・さやから抜かれた刀。抜き身。
冬の月・・・冬の夜、さむざむとして照る月。
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冬の夕方・夜の表現・描写・類語(冬のカテゴリ)の一覧 ランダム5
月の無い、京の冬にしてはめずらしい暖夜であった。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
冬の月が夜気を白刃のように凍らせる
川端康成 / 掌の小説 amazon
七時を過ぎたばかりの空からは、まだ薄い光が注いでいる。
瀬尾 まいこ「そして、バトンは渡された (文春文庫)」に収録 amazon
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「冬」カテゴリからランダム5
なんという美妙な美しい色だ。冬はあすこまで遠のいて行ったのだ。そう思うと、不幸を突き抜けて幸福に出あった人のみが感ずる、あの過去に対する寛大な思い出が、ゆるやかに浜に立つ人の胸に流れこむ。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
快かった風が冷たい冬の棘に変わる
連城三紀彦 / 一夜「日曜日と九つの短篇」に収録 amazon
息が、白く、冬の夜の闇に見えた。
吉川英治 / 無宿人国記
春が来ていた。 コートを着る回数が減ってゆくのと同じ速さで、空気が暖かくなっていく。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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