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陣治の表情はいつまでも十和子のなかに残り、ひとりでいるときなど気がつくとその記憶を 反芻 している。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:13% 作品を確認(amazon)
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忘れられない・心に強く残る
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前後の文章を含んだ引用
......ねん。おまえはなんもせんでええ。なんも心配いらんからな〉 わざとらしい言葉のいちいちが十和子には不愉快だった。不愉快でいながら、それらの言葉とそれを言ったときの陣治の表情はいつまでも十和子のなかに残り、ひとりでいるときなど気がつくとその記憶を反芻している。 そのころに、何がきっかけだったか十和子の部屋でひどい喧嘩になって、飲みかけていたビールのグラスを投げつけたことがあった。中身はあらかたテーブルの上にこぼれて、......
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何度顔を洗ってもこの言葉がこびりついている。
林芙美子 / 新版 放浪記
よくおぼえておこう。と思った。その感じを丸ごと。言葉でもなくて、順番でもなくて、よく見たり聞きすぎると忘れちゃうような、ぎゅっと胸にいれて、もうむやみに取り出さないようにして、鮮度を保っておこうって。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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