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話下手で、自分から暢 やかに話題を提供するたちでない
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:34% 作品を確認(青空文庫)
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口下手・話下手・うまく言葉にできない
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前後の文章を含んだ引用
......につれ、深まる懸念を感じた。 初対面の佃と母とは、互にどんな印象を与え合うであろうか。伸子は、つまらないことだが、佃の顔色が冴えないのも、少し心配であった。彼が話下手で、自分から暢 やかに話題を提供するたちでないのも心配であった。 玄関に、母の指図で、改った顔の書生や女中が並んで出迎えた。佐々は、帽子を女中に渡しながら、ぎごちない空気を払うように気軽く云った。 「何年ぶり......
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がうっと言葉を詰まらせた。詰まった言葉が喉を刺激したのか、軽く咳き込む。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
話下手で、自分から暢 やかに話題を提供するたちでない
宮本百合子 / 伸子
正直に語ることはひどくむずかしい。僕が正直になろうとすればするほど、正確な言葉は闇の奥深くへと沈みこんでいく。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
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胸の中の思いがいつも言葉からはみ出してしまう《…略…》知っている言葉をどんなに組み合わせても、気持ちとぴったりにはならない。本を読み、辞書をひいても、ああこれなんだ、という言葉には出会えない。ひとに説明するのはもちろん、自分で自分の気持ちを確かめようとしても、言葉では覆いきれないところが必ず残って、そこがいちばんたいせつなものなんだとわかっているのに、どうしても言葉が届かない。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
「なるほど」 安彦は夕刊を広げながら、なま返事をした。
阿刀田 高 / 白い歯「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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