TOP > 人物表現 > 思考・頭の中の状態 > 祈る・願う


カテゴリ検索 単語の意味
祈りは歯をかたく閉じた病人の口から水がこぼれるように、 空疎 に唇をかすめただけだった。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:41% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
祈る・願う
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......いの日数がたち今日がどの聖者の祝日なのか計算することはできなかったのである。 ロザリオがないので五本の指を利用して天使祝詞と主禱文とをラテン語で唱えはじめたが、祈りは歯をかたく閉じた病人の口から水がこぼれるように、空疎に唇をかすめただけだった。それよりも彼は小屋の外から聞える番人の話声に気をとられていた。番人たちは何が可笑しいのか、時々、声をたてて笑っている。なぜとはなく司祭は庭で火に燠っていた下僕た......
ここに意味を表示
祈る・願うの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
悲しい祈りは、悲しい詩のように暗く湿った和室に響いた。
吉本 ばなな / とかげ「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
いろんなことを考えてみようとしたが、頭の中で何ひとつ形をなさなかった。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
思考・頭の中の状態 の表現の一覧 
人物表現 大カテゴリ
表現の大区分