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兄弟のなかでは比較的引っ込み思案で、小さな頃から目立つ行動をとらぬ子だった、とみな口を揃える。いつも兄や姉たちの後ろにつき、自らの分をわきまえて決して調子に乗らない、そういうタイプだった。
滝口 悠生 / 死んでいない者 ページ位置:10% 作品を確認(amazon)
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照れ屋・引っ込み思案・内気な性格
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......いて。 みあ。海の朝と書いて。 一日の日の出と書いて、かずひで。 一日出本人は、元日の朝に生まれたからとつけられたその名前を、別に恨んでも嫌がってもいなかった。兄弟のなかでは比較的引っ込み思案で、小さな頃から目立つ行動をとらぬ子だった、とみな口を揃える。いつも兄や姉たちの後ろにつき、自らの分をわきまえて決して調子に乗らない、そういうタイプだった。妙な名前であれ、幼少期から末っ子として兄や姉にいいように使われがちだった境遇であれ、昔からどこか諦念を湛えたような変化の乏しい顔つきでそれを受け入れてきた。 難......
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すべての行為を誰かに監視されているようだ。自意識過剰などという言葉があるせいで、自分が感じるあらゆる感覚や感情は真実ではなく、自分の弱さによって増幅させられているのだと思わなければいけなかった。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
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