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氷のような冷たい風がぴゅうぴゅう吹き荒 んでいる
芥川龍之介 / 杜子春 ページ位置:69% 作品を確認(青空文庫)
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冷たい風・冬の季節風
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前後の文章を含んだ引用
......仰向けに倒れていましたが、杜子春の魂は、静に体から抜け出して、地獄の底へ下りて行きました。 この世と地獄との間には、闇穴道 という道があって、そこは年中暗い空に、氷のような冷たい風がぴゅうぴゅう吹き荒 んでいるのです。杜子春はその風に吹かれながら、暫くは唯木 の葉のように、空を漂って行きましたが、やがて森羅殿 という額 の懸 った立派な御殿の前へ出ました。 御殿の前にいた大勢......
単語の意味
荒む(すさむ)
荒む・・・1.精神的に追い込まれた結果、絶望と不安から無気力になったり、どうでもいいという気持ちになったりする。
2.ものごとの上品さや繊細さが失われて、手を抜いたように荒れた感じになる。
2.ものごとの上品さや繊細さが失われて、手を抜いたように荒れた感じになる。
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