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海浜の ひなびた町の風景である。  ポンポンとのどかに弾む焼玉エンジンの音までが耳の奥に響いて来る。
阿刀田 高 / 捩れた夜「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:10% 作品を確認(amazon)
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海岸・砂浜・波打ち際
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前後の文章を含んだ引用
......が、それでもここ二、三日敏郎はなにか釈然としない気分に捕らわれていた。 ベッドの中で眼を閉じると、瞼の裏にわけもなく子どもの頃の思い出が映った。今でもなつかしい海浜の鄙びた町の風景である。 ポンポンとのどかに弾む焼玉エンジンの音までが耳の奥に響いて来る。とんろりと油を張ったように静かな入江である。裏庭の階段を降りると、もうそこに海があった。潮の具合いのいいときには岩陰にうずくまって手作りの粗末な竿を波のうねりに......
単語の意味
長閑(のどか)
鄙びる(ひなびる)
風景(ふうけい)
長閑・・・長い間、閑(しず[=静])かなこと。「閑」は訓読みで「しず(か)」と読める。

1.気分や雰囲気が静かで落ち着いているさま。
2.天気がよくて、気候が穏やかで過ごしやすいさま。
鄙びる・・・いかにも田舎の雰囲気が漂う。
風景・・・自然の景色。目の前に広がる眺め。その場の情景。
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穏やかな、はるかに澄んだ、青い水。白い、さらさらの砂。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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ざあざあと力強く川音が響き、なにもかもを白く泡立てて押し流してゆく。
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渚 が白く弧を描いて、
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