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(高射砲)ポン、ポン、と山吹の 芯 を抜くような音がして、白い花火が、P 51 の下で三つ四つ 弾けた。
向田邦子 / 男眉「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 ページ位置:81% 作品を確認(amazon)
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大砲・ミサイル
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......んでいる時で、もう上空にはP51の姿があった。このあたりでは誰も防空壕には入らないらしく、「あんたら、おっかなかったら、入ってもいいよ」 と茶をすすっている。 ポン、ポン、と山吹の芯を抜くような音がして、白い花火が、P51の下で三つ四つ弾けた。高射砲らしいが、敵機は悠々と飛んでゆく。その時、日の丸をつけた玩具のような飛行機が、横から体当りをした。「あ」 と母が息をのんだ。 ふたつの飛行機は、それぞれ白......
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砲弾は繻子(しゅす)の帯でもしごくような、しゅるしゅるという音を立て、黄塵を捲き
火野 葦平 / 麦と兵隊 amazon
小さく太った狸のような大隊砲
野間 宏 / 真空地帯 amazon
医学部とF市とは二里も離れてるのに窓がふるえるほど重い地ひびきが伝わり、高射砲の炸裂する音がパアン、パアンと聞えてきた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
空を遠雷のような唸りを伴った砲声が渡る
大岡 昇平 / 野火 amazon
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めっきり水の細った秋の公園の噴水が霧 のように淡い水量を吐 き出している
岡本かの子 / 巴里の秋
街灯が等間隔に立っていて、ひとしなみにあたりを照らしている
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
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