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今の夢のすみずみまで書きとめて、刻印して、封じ込めて永遠に大切にしたかった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:88% 作品を確認(amazon)
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記憶する・覚えようとする
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前後の文章を含んだ引用
......りがとう。どこにいても君たちのことが大好きだ。」 そこで目が覚めた。 暗い、夜中の部屋だった。 ああ、メスマ氏がお別れをいいにきたんだわ、と思うと切なくなった。今の夢のすみずみまで書きとめて、刻印して、封じ込めて永遠に大切にしたかった。 でも、違う。 どんどん手に入れては、手放していく美しさ。強くつかんではいけない、あの海も、遠くへ去る友達の笑顔も。 ふと竜一郎を見上げると、彼はベッドの上から......
単語の意味
永遠(えいえん・とわ)
永遠・・・ある状態が果てしなく続くこと。物事が変化しないこと。無窮(むきゅう)。永久(えいきゅう)。
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単語も数式も地名も古語も、みんな頭の中を素通りしていく。あたしの中に何も残さない。それを力ずくでせき止めて、記憶しようとする。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
一句一句をハンマーで棒杭を打つようにたたき込む
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
記憶はエネルギーだから、発散されなければ世にもさみしいかたちで体内に残留する。
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
今の夢のすみずみまで書きとめて、刻印して、封じ込めて永遠に大切にしたかった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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あの頃の私にもいろいろなことがあったんだなあ、と私は思った。十五年以上前のこととなると、思い出はひとつのトーンの中に沈んでいた。
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
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