ふわっと欠伸をして、眠たげに瞬きしながら如月が口を挟んできた。ほんと眠たそうだ。きっとエネルギーがきれかかっているのだろう。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 ページ位置:83% 作品を確認(amazon)
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あくび
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前後の文章を含んだ引用
......いいから、あげちゃいな。ぽいっと」「うーん、仁義というか、あたしの信念というか、ぽいっはどうも、許しがたいね。そうだ、フリマがいい。フリマに出そう」「あのさ」 ふわっと欠伸をして、眠たげに瞬きしながら如月が口を挟んできた。ほんと眠たそうだ。きっとエネルギーがきれかかっているのだろう。如月は如月なりに悩みはあって、以前のように熟睡、バク睡できないと零していた。それでも、九時間は寝ているみたいだけど。「心配しなくていいんじゃねえの」 如月は長い......
単語の意味
如月(きさらぎ・じょげつ)
如月・・・陰暦2月の異名。生更木(きさらぎ)。「生更ぎ」が由来で、春を目の前に、草木が更生(よみがえる)する月。(由来は諸説ある)
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あくびの表現・描写・類語(呼吸のカテゴリ)の一覧 ランダム5
輪のような欠伸(あくび)がつづけざまに吹き上がった。
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
挙がった歓声を全部呑みこむほど大きな欠伸
連城 三紀彦 / 恋文 amazon
生あくびが泡みたいに胃の奥から上がってくる
大庭 みな子 / 三匹の蟹 amazon
眼の前の若林博士は勿論のこと、この室も、九州大学も、しまいには自分自身までも一呑みにしてしまいそうな、素敵もない大欠伸
夢野久作 / ドグラ・マグラ
私は窓に凭 れて、しみじみと大きいあくびをした。
林芙美子 / 新版 放浪記
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胸から咽喉へぐるぐるっと音を立ててこみ上げ、ばたりと止まったぜんまい仕掛けのような巻き上げる呼吸
円地 文子 / 朱を奪うもの amazon
震えるような細い吐息をゆっくりと吐き出し
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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いつも夕暮れの中にいるようだ、寂寥たる日々
村上 龍 / 恋はいつも未知なもの amazon
よほど気分が悪いと見え、微笑は中途で消えた。
宮本百合子 / 伸子
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