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もう疲れきった私達は、何もかもがメンドくさくなってしまっている。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:6% 作品を確認(青空文庫)
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だるい・気分が重い・倦怠感
世知辛い・生きにくい世の中
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前後の文章を含んだ引用
......四円の金を、お母さんが皆送ってくれと云うので為替にして急いで送った。明日は明日の風が吹くだろう。安さんが死んでから、あんなに軽便な猿股も出来なくなってしまった。もう疲れきった私達は、何もかもがメンドくさくなってしまっている。 十四円九州へ送った。 「わし達ゃ三畳でよかけん、六畳は誰ぞに貸さんかい。」 かしま、かしま、かしま、私はとても嬉しくなって、子供のように紙にかしまと書き散らすと......
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午前中からたて続けに三本の映画を観てしまった。エンディングの途中で耐え切れなくなって、次のDVDかビデオに交換する。それが終わるとまた次。いつもそんな調子だ。何本観たって結局は同じ。いずれ色鮮やかな夢から覚めれば、そこは狭くて薄暗いおなじみの牢獄のなかというわけだ。けれどもこの閉ざされた場所では、夢を見ることのほかに、つまり映画を観ることのほかに、いったい何ができるだろう?
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
窒息から、かろうじて生きているだけ
林芙美子 / 新版 放浪記
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あだかも名優の演劇(しばい)が幕明きにならぬ間に閉場(はね)てしまったように(呆気にとられる)
内田 魯庵 / くれの廿八日「くれの廿八日 他一篇 (岩波文庫)」に収録 amazon
絶望感が、体中を包み込んできた。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
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湯あたりにも似た倦怠感。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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我々は高度資本主義社会に生きているのだ。そこでは無駄遣いが最大の美徳なのだ。政治家はそれを内需の洗練化と呼ぶ。僕はそれを無意味な無駄遣いと呼ぶ。考え方の違いだ。《…略…》もしみんなが無駄というものを一切生み出さなくなったら、大恐慌が起こって世界の経済は無茶苦茶になってしまうだろう。無駄というものは矛盾を引き起こす燃料であり、矛盾が経済を活性化し、活性化がまた無駄を作り出すのだ。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
窒息から、かろうじて生きているだけ
林芙美子 / 新版 放浪記
世界──そのことばはいつも僕に象と亀が懸命に支えている巨大な円板を思い出させた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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