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だるい・気分が重い・倦怠感の表現・描写・類語

倦怠感に襲われる

関連カテ憂鬱・気分が晴れない

無気力に包まれる

くもの巣がまぶたの上を重く貼り付けられているように物憂い感じ

関連カテ憂鬱・気分が晴れない

関連カテ罪悪感・後ろめたい・良心の呵責後悔する

関連カテ苦しむ

関連カテ少し気分が晴れない・落ち込む

関連カテ苦しむ心（胸）が痛い

（足取りは）まるで鎖にでも繋がれているのを引きずって行くように重かった

島崎藤村 / 新生　amazon

まぶたの裏に涙が詰まった重い袋ができたような気分で

足の筋肉が、鉛のような重みを膝にもたせかける

馴染みのない人の前で畏まり続けることは、何か目に見えない縄で縛り付けられているようで辛い

足取りは、歩こうとすると足がアコーディオンのように畳まりそうなほど重い

裁きを受ける女のように、首を垂れて青ざめている

脂が溜まると、体がなんとなく重くなり、筋肉の切れが悪くなる。食欲が減退してくる。肌が荒れてくる。髪がぺしゃっとしてくる。汗の臭いが変わってくる。

村上春樹 / 遠い太鼓　amazon

気だるい

心の中は曇りのち雨

関連カテ悲しい・悲しみ悲しみがこみ上げてくる悲しみに覆われる

地面にのめり込むような歩き方で帰っていく

関連カテ気持ちが暗いがっかり・落胆する絶望・希望がない

関連カテ憂鬱・気分が晴れない気持ちが暗い

関連カテ憂鬱・気分が晴れない気持ちが暗い

関連カテ気分が晴れない・じめじめした気持ち気持ちが暗い

心の支えがガタンと取り去られたように気力がない

加賀乙彦 / 海霧　amazon

生ぬるい湯に浸かっているように気だるい

全身を包む心地いい気だるさ

光瀬龍 / 百億の昼と千億の夜　amazon

倦怠が苔のように生える

瀬戸内寂聴 / 愛すること―出家する前のわたし　amazon

有吉佐和子 / 三婆　amazon

黒岩重吾 / 背徳のメス　amazon

生理期間が来るのはまだ先だが、身体が妙にけだるく重い

発熱に似た気だるさ

死のような倦怠

葉山嘉樹 / 海に生くる人々　amazon

起きぬ頭が綿のように重い

川上未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録　amazon

おでこが急に重くなりました。拒否してるのに規格外の大きな塊がこめかみを通ろうとする。頭痛に耐えながら指でもみほぐす。

綿矢りさ / かわいそうだね？「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ悩む・困る絶望・希望がない頭痛・頭が痛い

総身（そうしん）の活気が一度にストライキを起したように元気がにわかに滅入（めい）ってしまい

夏目漱石 / 吾輩は猫である　青空文庫関連カテ気持ちが萎える（しょんぼり）がっかり・落胆する

客車の中には、珍らしく私の外に一人も乗客はいなかった。外を覗（のぞ）くと、うす暗いプラットフォオムにも、今日は珍しく見送りの人影さえ跡を絶って、唯（ただ）、檻（おり）に入れられた小犬が一匹、時々悲しそうに、吠（ほ）え立てていた。これらはその時の私の心もちと、不思議な位似つかわしい景色だった。

芥川龍之介 / 蜜柑　青空文庫関連カテ悲しい・悲しみ

からだまでが感覚的にしびれるような物うさを覚えた。

有島武郎 / 或る女（前編）　青空文庫関連カテ苦痛（精神的なつらさ）

死滅と同然の倦怠（けんたい）疲労

有島武郎 / 或る女（後編）　青空文庫関連カテ疲れる・疲労感

よほど気分が悪いと見え、微笑は中途で消えた。

宮本百合子 / 伸子　青空文庫

けだるい感じが新吉の手足の神経の末梢まで、浸み透り

岡本かの子 / 巴里祭　青空文庫

もう疲れきった私達は、何もかもがメンドくさくなってしまっている。

林芙美子 / 新版　放浪記　青空文庫関連カテ世知辛い・生きにくい世の中

体の中にまだいくぶん昨夜のアルコールが残っていた。新聞を広げる気にもなれない。

村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ二日酔い

雪見を前にするときは、義母としての心の張りが多少ある。しかし、一人になってリビングのソファに座り込むと、その張りも一気に解けてしまい、倦怠感ばかりが尋恵の神経を覆い込んだ。

関連カテほっとする・緊張を解く

朝出勤するのが死ぬほど億劫だった。その独特の身体じゅうに砂が詰まったような感じ

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテめんどくさい・煩わしい

倦怠感があり、どこにいても、現実が、自分からは少し遠くに感じられた。腕を伸ばせば伸ばした分、歩き出せば歩いた分だけ、世界は彼女から遠ざかった。

平野啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録　amazon

それを眼にした瞬間、頰肉が溶けてしまうあの感覚。ドブにあごまで浸かっているかのように身体が重たくなった。

又吉直樹「劇場（新潮文庫）」に収録　amazon関連カテ絶望・希望がない

メンバーは鉛でも飲み込んだような顔で言葉を失った。

池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録　amazon関連カテ憂鬱・気分が晴れない

身体中がだるくなって、どこもかしこもかきむしりたくなるほどだるくなって

山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録　amazon

倦怠は暑さのせいでも、閑暇のせいでもない。僕と母はほとんど魂を抜かれて、もう何をすることも億劫になっていた

浅田次郎 / 悪魔「鉄道員（ぽっぽや） (集英社文庫)」に収録　amazon

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