酒にでも酔っているのか、わざとらしくつっぷして溜息 をしていた。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:40% 作品を確認(青空文庫)
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ため息・吐息
酒に酔う・酔っ払う
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前後の文章を含んだ引用
......いても、こうして会ってみると、シャツが目立って白いのなんかも、とてもしゃくだったりする。 「いつまでもお金が返せないで、本当にすまなく思っています。」 松田さんは酒にでも酔っているのか、わざとらしくつっぷして溜息 をしていた。さくらあらいこの部屋へ行くのは厭 だけれども、自分の好かない場違いの人の涙を見ている事が辛くなってきたので、そっとドアのそばへ行く。ああ十円と云う金が、こんなにも......
単語の意味
突っ伏す(つっぷす)
溜め息・溜息・ため息(ためいき)
突っ伏す・・・急いでうつ伏せになる。勢いよく伏せる。
溜め息・溜息・ため息・・・気苦労や失望、また、感動したときや緊張がとけたときに、思わず出る大きな息。大息(おおいき・たいそく)。長息(ちょうそく)。
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ため息・吐息の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ミュウは世界の果てを吹く風のような深いため息をついた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
今にも咳が飛出しそうな長い、太い溜息を吐 いた
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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酒に酔う・酔っ払うの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
「やだ、照れくさい。」 と恥ずかしがった。そして、 「酔っぱらっちゃった。」 とうつぶせになって、しばらくはくずれたコンクリの破片を指で集めていたがずっと目を閉じているので、やがて不安になった私が近づいてみると寝ていた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
少し麦酒の酔いを覚えていた。
梶井基次郎 / 泥濘
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「その他の気分」カテゴリからランダム5
意識がひどく弛緩して、暗黒植物のようにふやけて
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
「嫌い」カテゴリからランダム5
黒い嫉妬の念を心中にうずまかせる
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
話をするには疲れすぎている
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
「安心する」カテゴリからランダム5
「呼吸」カテゴリからランダム5
私は息切れがして往来の上で立ち留った。呼吸困難。これはじっとしていなければいけないのである。
梶井基次郎 / 闇の絵巻
「感動」カテゴリからランダム5
いまいましそうにため息をついてまたソファの背にもたれる。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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