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感動の比喩を使った文章の一覧(78件)
これまで見たこともない光景が眼前に展開されるみたいに、息を呑んだまま唖然となる
笹沢 左保 / 終りなき鬼気 amazon
ぱちぱちと手を打つ音が静かな辺りに響きかえって、日中に石を割る音のように聞こえる
内田 百けん / 冥途 amazon
宇宙の秘密にふれる一つの発見のように感動的
高橋 和巳 / 我が心は石にあらず amazon
身体の中で美しい音楽が演奏されているような不思議な興奮
円地 文子 / 朱(あけ)を奪うもの amazon
ぱちぱちと手を打つ音が静かな辺りに響き返って、日中に石を割る音のように聞こえる
内田 百けん / 冥途 amazon
言動が動かしがたい岩のような重みで胸にのしかかってくる
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
細い穴を通る風のようにやや甲高く嗄れた息
村松 友視 / 由比正雪 amazon
草のような息をひとつ吐く
中上 健次 / 枯木灘 amazon
その上に字が書けそうなくらいぽっかりとした白い息
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
まっすぐ延ばせば月にだって届きそうなくらい長く深い溜め息
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
録音された拍手を長く聞いていると、そのうちに拍手に聞こえなくなる。終わりのない火星の砂嵐に耳を澄ませているみたいな気持ちになる。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
彼女が深く息を吐くと、それは狭い海峡を越えて吹き渡ってくる熱風のように天吾の乳首にあたった。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
なんだか胸のあたりがじわーっと暖かくなってきました。とてもこわれやすい宝物を抱いているような気分でした。地球には、これ以上こわれやすいものはきっとなかったでしょう。
サン=テグジュペリ / 星の王子さま amazon
不意に脾腹(ひばら)を突かれたような気がした。
志賀 直哉 / 暗夜行路 amazon
かんしゃく玉を噛みくだいたような衝撃
安部 公房 / 他人の顔 amazon
鳥のように見ひらいた眼
野上 彌生子 / 哀しき少年「野上彌生子全小説 〈8〉 哀しき少年 明月」に収録 amazon
拍手の音がまるで大きな油鍋の中に水でも零したようにぱちぱちと起った。
小杉 天外 / 初すがた amazon
少女は銀目の猫のように碧い眼をみはって
森田 たま / もめん随筆 amazon
いい気持の溜息を、鯨のように吹き上げて
岩田 豊雄 / 沙羅乙女「獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 (1958年)」に収録 amazon
この若者は柔らかい草葉の風になびくように、何事にも強く感動する。
森 鴎外 / 護持院原の敵討 amazon
体が風船のように膨れていく感動
高森 和子 / 母の言いぶん amazon
少しずつちぎって捨てるような苦しい溜息をついた。
林 芙美子 / 下町「林芙美子傑作集 (1951年) (新潮文庫〈第201〉)」に収録 amazon
破れるように大きく眼を瞠(みは)った。
林 芙美子 / 耳輪のついた馬「風琴と魚の町/清貧の書 (新潮文庫 は 1-4)」に収録 amazon
湧き立つような拍手をうけて
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
頭上から巨大な石を落とされた感覚
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
セクハラ上司に耐える新米女性社員みたいに、可憐で憂鬱そうなため息だった。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
熱風が胸を吹き抜けた
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
本当の言葉って沁み込むんだ。 大地の上で融けた一片の雪のように静かに沁み込んでいくものなのだ。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
その言葉が雷になって脳天につきささり、頭の電源が落ちて、スーツケースにつっこんでいる自分の手元が見えなくなりました。
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
ロックという弾丸が鼓膜を突き破りヒロトに刺さった。
水道橋博士「藝人春秋 (文春文庫)」に収録 amazon
煮えたぎるように湧いてくる感慨
尾崎士郎 / 人生劇場
虫を詳細に眺めやがて泣き出す子供のような確実に恐怖に変わる感動
三島由紀夫 / 美徳のよろめき amazon
その他の感情を表す比喩表現
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