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吻と安心すると、私はもう元気になって、自然に笑い出したくなっている。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:11% 作品を確認(青空文庫)
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安心する
病気が治る・元気になる・快復
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前後の文章を含んだ引用
......りの女は、不図 自分がおかしくなって涙をこぼしている。無事に帰れますようにと私は何かに祈らずにはいられなかった。 夜目にも白く染物とかいてあるハッピの字を眺めて、吻と安心すると、私はもう元気になって、自然に笑い出したくなっている。根津の町でその職人さんに別れると、又私は飄々 と歌を唱 いながら路を急いだ。品物のように冷たい男のそばへ……。 (四月×日) 国から汐 の香の高い蒲団を送って来た。お陽......
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安心するの表現・描写・類語(安心するのカテゴリ)の一覧 ランダム5
強張っていた四肢が、ふわっと柔らかくなった気がした。狭まっていた気道が開き、体に新しい空気が取り込まれた。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
深い安堵 がわれわれを包んでくれる
梶井基次郎 / 闇の絵巻
これまでの不安心な境界 を一歩離れて、重荷の一つをおろしたように感じた。
森鴎外 / 阿部一族
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病気が治る・元気になる・快復の表現・描写・類語(健康・体調・病気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
熱い御飯の上に、昨夜の秋刀魚を伏兵線にして、ムシャリと頬ばると、生きている事もまんざらではない。
林芙美子 / 新版 放浪記
朝起きたら、すごく楽しかった。 熱はすっかり下がり、生まれ変わったかのようなすがすがしさだった。《…略…》光がまぶしく、空気がおいしかった。 呼吸も楽だったし、空や窓枠に躍る光もいつもよりもずっとまぶしかった。 まだ体だけがすこしふらふらしていて、それもなんだか柔らかい感じに思えた。この世のすべてが自分につごうよくあるような錯覚にとらわれた。 汗をたくさんかいたのがよかったらしい。 ふとんにひっくりかえって晴れた空を見上げながら、「今日は何をしよう」と考えた。 久しぶりだった。そんなふうに止まって思うのは。無限に軽く何もかもを感じるのは。 シャワーを浴びて、何か食べて、コーヒーを飲みに行こうか、と思っただけで幸福だった。 自由、そう、すごく自由になったような感じだった。すごい熱の世界から解き放たれて、体中が喜んでいるのがわかる。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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「安心」の言葉を含む心の落ち着きを表すの表現・描写・類語(健康・体調・病気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
絃の体温に触れると心が落ちるところまでちゃんと落ちて窪みにはまって、ぐったりするほど安心する。危険なほどに。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
安心のためか気が遠くなって打ち倒れた。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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「心」の言葉を含む安心の表現(健康・体調・病気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(勇気ある者)そのような者は戦場にあっても冷静である。破壊的な大惨事の中でも落ち着きを保つ。地震にも動揺せず、嵐を笑うことができる。死の危険や恐怖にも冷静さを失わず、たとえば迫り来る危機を前にして詩歌をつくり、歌を口ずさむ。そういう人こそ偉大なる人と賞賛されるのだ。 文 づかいや 声音 になんの乱れも見せないことは、心の広さであり、私たちはそれを「余裕」と呼んでいる。そうした人は慌てることも混乱することもなく、さらに多くのものを受け入れる余地を残している。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
興奮した心を落ち着けるように黙ってお茶を飲んだ。
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
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深く眠れた。暗い穴ぼこに落っこちていくような眠りだった。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
うんそうだと豁然大悟 して
夏目漱石 / 吾輩は猫である
私は短い間に怒りが溶けているのに気づいた。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
麻酔がかかったように眠って
向田邦子 / 犬小屋「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
ほっとしたように太い息をもらしました。
芥川龍之介 / 河童
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手の筋肉に疲労が残っている。
梶井基次郎 / 檸檬
首のつけ根のうすい筋肉はひどくこっていて、燃え残しの根株のように熱っぽかった。
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
(発熱)目を閉じるとぐるぐると 闇 が回るような感じがあって眠ろうにも眠れなかった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
鼻緒ずれの痕がひどい霜焼けの痕のように残る
川端 康成 / 掌の小説 amazon
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