淋しいいかにも元気のない顔つき
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:56% 作品を確認(amazon)
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寂しい
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......している、楽しかるべき自身を楽しむ事が出来なかった。彼は寧ろ現在眼の前にいる直子を見、二タ月前の彼女を憶い、それが同一人である事が不思議にさえ思われた。 直子は淋しいいかにも元気のない顔つきをしながら、舞台に惹き込まれている。そのぼんやりした様子が謙作にはいじらしかった。が、同時に彼自身、どうにも統御出来ない自身の惨めな気分を持て余していた。 彼は......
単語の意味
顔付き(かおつき)
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夢野久作 / あやかしの鼓
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今の淋しい私には笑えなかった。
林芙美子 / 新版 放浪記
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