鷗はちぎれ雲のようにマストにひっかかって飛ぶ。
サトウ ハチロー / 夢多き街―抒情詩と随筆 (1947年) 作品を確認(amazon)
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カモメ
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単語の意味
鴎・鷗(かもめ・かまめ)
鴎・鷗・・・カモメ科。全体的に白く、背と翼部分は灰青色。幼鳥には褐色の小斑がある。冬鳥として海岸や港の海上にあらわれ群棲。嘴(くちばし)の端はかぎ状で翼は長い。飛翔力は強く、魚の群れを追って食べる。カモメ科全般の鳥を指す場合もある。「かまめ」は古名。
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有島武郎 / 或る女
風呂の湯加減をみようと半分突っ込んだ片足をあわてて引っこ抜くように、あわてて鷗(かもめ)が舞い上がる
阿部 昭 / 千年 (1977年) amazon
背後の高い窓から夕焼けの空が見え、鴎 が、「女」という字みたいな形で飛んでいました。
太宰治 / 人間失格
鷗(かもめ)の腹の白さが凍りついた雪の白さのように目にしみる
阿部 昭 / 千年 (1977年) amazon
海からはもう浜猫が飛んでき、ぬるんだ田の上を、白木綿をちぎったように飛びまわっていた。
和田伝 / 沃土「和田伝全集 第2巻」に収録 amazon
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(河原の)処々島のように点在した高み
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
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