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何の趣もない湖
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:80% 作品を確認(amazon)
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池・湖・沼・水たまり
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前後の文章を含んだ引用
......られる眺めだった。この辺の伝説をよく書いた小泉八雲の物にこれはないかしら──そう云えばハーンの物を少し持って来ればよかったと彼は思った。 東郷池は湖山池に較べ、何の趣もない湖だった。伝説があるかどうか彼は知らなかったが、恐らくないだろうと思った。とにかく人口に膾灸される伝説を持った場所は何かの意味でそういう趣を具えているものだと思っ......
単語の意味
趣(おもむき)
趣・・・しっとりと落ち着いて、心惹かれる特徴や雰囲気。そのものがもっている、自然とかもし出される(いい)雰囲気。ずいぶん昔のものなのに、手入れがされているさま。風情(ふぜい)。
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池が夕陽の加減で、水銀のように縁だけ盛り上がって光る
岡本 かの子 / 過去世 amazon
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岸へ押し寄せ押し寄せする潮が全世界をめぐる生命の脈搏のように、間をおいては響き砕けていた。
島崎 藤村 / 夜明け前 (第1部 上) amazon
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