良家の若奥さまふうに上品に頰笑んでいた
阿刀田 高 / 来訪者「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:26% 作品を確認(amazon)
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微笑み・薄笑い
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......はどう映るものか。いくら殊勝な顔をしていてもどこにどんな邪心が宿っているかわかりやしない。今日もなにか無心をしにやって来たのではあるまいか。 真樹子はうわべこそ良家の若奥さまふうに上品に頰笑んでいたが、心はハリネズミのように警戒の棘を張っていた。「なにかご用でもあって?」 相手がなにも言い出さないので真樹子は自分のほうから尋ねた。 初江は膝の上の汗拭きを握......
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両唇の角をちょっと上へ反らせるとひとを焦 らすような唇が生き生きとついていた。
岡本かの子 / 金魚撩乱
唇は微動しながら喜びの皺 をその両端に深めていった。
横光利一 / 日輪
唇に微笑が影のように動いた。
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
口元には明け方の三日月のような笑みが浮かんでいた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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顔の右側だけで笑った。感情を司る部分は右脳にあるから、本当の感情は顔の左半分に出るんだって、いつか、誰かに教えてもらったことがある。
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
いごこちの悪い微笑み
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
意志を潜めて、ふふふと小さく笑う
岡本かの子 / 母子叙情
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