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「さよなら」と僕らは言った。そして彼女をその物静かなみずたまりのような哀しみのなかにそっと置き去りにした
村上春樹 / 遠い太鼓 作品を確認(amazon)
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出会いと別れ
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段々陽のさしそめて来る港町をつっきって汽車は山波 の磯べづたいに走っている。私の思い出から、たんぽぽの綿毛のように色々なものが海の上に飛んで行った。海の上には別れたひとの大きな姿が虹 のように浮んでいた。
交差点で別れた。私を降ろすと、じゃあね、と言ってすーっと行ってしまった。あまり静かな別れだったので気が抜けて、振り向きもせずに路地を入ろうとしたら、クラクションの音がした。 振り向くとUターンして通りの反対側の信号のところで、窓を開けて萃が笑って手を振っていた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
女房や子供から生木裂くみたいに引き離されて兵隊に駆り出されていった
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
僕たちは同じフォームから逆向きの電車に乗った。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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有島武郎 / 或る女
蜥蜴(とかげ)が守宮(やもり)を追い詰めるように、なぶり、いたぶる
伊集院 静 / 三年坂 amazon
そうして白痴同様の私とを一つに繋ぎ合わせているという因縁の糸
夢野久作 / ドグラ・マグラ
他人が自分の部屋にふいに来て、お湯を勝手に沸かしたりしてるのに少しもいやじゃないしきがねもない。恩着せがましくもない。犬か猫みたいに気軽な存在感だった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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