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段々陽のさしそめて来る港町をつっきって汽車は山波 の磯べづたいに走っている。私の思い出から、たんぽぽの綿毛のように色々なものが海の上に飛んで行った。海の上には別れたひとの大きな姿が虹 のように浮んでいた。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:34% 作品を確認(青空文庫)
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出会いと別れ
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前後の文章を含んだ引用
......でうんと身を粉にして働きますよ。」 いつまでも私の心から消えないお母さん、私は東京で何かにありついたらお母さんに電報でも打ってよろこばせてやりたいと思った。――段々陽のさしそめて来る港町をつっきって汽車は山波 の磯べづたいに走っている。私の思い出から、たんぽぽの綿毛のように色々なものが海の上に飛んで行った。海の上には別れたひとの大きな姿が虹 のように浮んでいた。 * (六月×日) 烈々とした太陽が、雲を裂き空を裂き光っている。帯の間にしまった二通の履歴書は、ぐっしょり汗ばんでしまった。暑い。新富河岸 の橋を曲 ......
単語の意味
磯(いそ)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
磯・・・海や湖などの波打ち際で、とくに岩の多い場所。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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外房州のあの寥々 たる風景は、私の魂も体も汚れのとれた美しいものにしてくれた。
林芙美子 / 新版 放浪記
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心斎橋筋の人波の中で、弘美は振り返って何度も手を振り頭を下げた。姿が見えなくなると、邦彦は不思議な寂しさを感じた。もう二度と逢うことのない人が、いままさに去って行ってしまったという 寂寥 感 であった。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
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たましいよりも何だか肉体に浸 み込んだ親子の縁
岡本かの子 / 雛妓
二人の間で 軋んだ音をたてて何かが砕けた。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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ひっ、ひっ、と、心臓そのものがしゃっくりをしているみたいに、真由の体全体が揺れている。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
トランプのカードでも切るように、写真をテーブルの上に捨てていった
鈴木 光司 / らせん amazon
君は、ともすると古木の皮のように固まってしまおうとする私を真向から叩き壊し
鈴木 藤太郎 / 子供記 amazon
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