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飲むの表現・描写・類語
(ゆっくりとハーブティーを飲む一連の動作が)森の奥で滋養のある朝露を吸っている妖精みたい
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
ミルクをなめる子猫のように、黙ってココアを飲み続けていた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
手桶の水を馬のように飲んで
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
口髭には、今飲んだ酒が、滴 になつて、くつついてゐる。
芥川龍之介 / 芋粥 青空文庫
ズズズと音を立てながら、お茶をすすった。
金沢 優「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」に収録 amazon
ガボ、ガボ、と真ッ黒な液体が腹の中へ波を打って流れ込んで行く
吉川英治 / 醤油仏 青空文庫
六本のビールは全部空になった。灰皿の中には六個のプルリングがそげ落ちた半魚人のうろこのように残っていた。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
あんまりおいしそうに飲むので。 これが普通だと言わんばかりに、まるでエネルギーそのものを摂取する演技をするように、その細いのどを鳴らして美しい横顔で、鮮やかなタイミングで飲むので。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
コーヒーを飲みながらも、口に溜めた熱い液体のなかで、舌をひらひら泳がせている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
空気の固まりも一緒にひと思いに飲み下す。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
湯飲みに手を伸ばし、ゆっくりと一口飲み、それを 茶托 に戻した。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
喉を鳴らしてビールを飲んでいる
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
半分ほど残っていたビールをかっくらった。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
ぐいと麦茶を飲む。ぐんぐんくだっていく冷たい液体の感覚が、見えないはずの体の中身を教えてくれる。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
(どろどろした物を飲み込んだ時のような感触)喉のつけ根を押さえる。するとその感触は、指の下をアメーバのようにすり抜けて、胸に広がる。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
わたしは湯気を胸の奥まで一杯に吸い込んで、ゆっくり紅茶をすすった。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
竹筒を口にあてがい、鶏が水を飲むように 咽喉 をならしていた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
両の掌でグラスをかかげると、押しいただくようにウィスキーを口に含んだ。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
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