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(どろどろした物を飲み込んだ時のような感触)喉のつけ根を押さえる。するとその感触は、指の下をアメーバのようにすり抜けて、胸に広がる。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:43% 作品を確認(amazon)
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......ない。わたしは無理矢理カレンダーから目をそらし、自分のぬくもりに浸る。わたしはあの赤ん坊を飲み込んでしまったのだろうか。その感触は確かに残っている。このあたり。喉のつけ根を押さえる。するとその感触は、指の下をアメーバのようにすり抜けて、胸に広がる。ここにも。今度は乳房の間を押さえる。するとまたそれは肋骨に絡みつきながら下に降りてゆく。今度はここ。下腹の白い脂肪、やはりここで行き止まってしまう。すべての感覚......
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胸(むね)
・・・1.体の前面で、首と腹との間の部分。また、その内側にある心臓や肺臓、胃などの内臓。
2.(胸に宿るとされている、)心。想い。心中。
3.乳房(ちぶさ)。おっぱい。
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わたしは湯気を胸の奥まで一杯に吸い込んで、ゆっくり紅茶をすすった。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
細い喉が、こくり、こくりと小さく波打った。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
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長い針を動かせて
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思いがけないほど強く指先が触れ合う
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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