山々が見渡す限り、白雪のような桜の花にうずもれる
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桜
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単語の意味
白雪(しらゆき・はくせつ)
白雪・・・白い雪。真っ白な雪。
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桜の表現・描写・類語(春のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(桜とバラの比較)ヨーロッパ人はバラの花を賞賛するが、私たち日本人はそれを共有する感覚は持ち合わせていない。バラには桜花の持つ簡素な純真さに欠けている。それだけではない、バラはその甘美さの陰にトゲを隠し、 執拗 に生命にしがみつく。まるで死を怖れるがごとく、散り果てるよりも、枝についたまま朽ちることを好むかのようにである。しかもバラは華美な色彩と濃厚な香を漂わせる。いずれをとっても桜花にはない特性である。 私たちの愛する桜花は、その美しい装いの陰に、トゲや毒を隠し持ってはいない。自然のなすがままいつでもその生命を捨てる覚悟がある。その色はけっして派手さを誇らず、その淡い匂いは人を飽きさせない。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
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「春」カテゴリからランダム5
春が地歩を固め、確実に前進していく一週間だった。春は一度も後戻りしなかった。三月とは全然違うのだ。桜が咲き、そして夜の雨がそれを散らせた。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
晩春から初夏へ移り変わる山里の、新緑の美しさ
池波 正太郎 / 剣客商売 amazon
花の匂いのする風が吹き
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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