呼応するようにまどかの泣き声もトーンを上げた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:96% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
赤ん坊・幼児が泣く
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ままどこかへ逃げることはできない。 そのうち、武内がウインドウに頭突きを始めた。凄まじい形相で包帯を赤く染めながらぶつかってくる。怖気立つような音が車内に響く。呼応するようにまどかの泣き声もトーンを上げた。 駄目だ。やはり逃げるしかない。そう思って尋恵はエンジンをかけようとしたが、車のキーをなくしていることに気づいた。 また落としたのだろうか? いったいどこへ? ......
単語の意味
トーン
トーン・・・1.色や音の微妙なぐあい。
2.全体から感じられるぐあいや雰囲気。
2.全体から感じられるぐあいや雰囲気。
ここに意味を表示
赤ん坊・幼児が泣くの表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
赤ん坊が泣いていることに気がつく。車両の一番端のほうだった。車内に反響するくらいの声で、周囲の乗客も顔をしかめている。神経に障る泣き声ではあったが、誰も怒るわけにいかない。やりどころのない苛立ちが、列車内に漂う。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
赤児は 殆どひっきりなしに泣き続けた。 眉間 に太い 皺 を作って、小さい唇を震わしながら「ふぎゃあふぎゃあ」と云うように泣く。その声が謙作や直子の胸を刺した。そうして断えず聴いていると、 偶 〻 泣き止んだ時でも、耳の底からその声が 湧いて来た。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
まどかは弾けた泣き声を上げた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
まどかが布団の上で全身の力を振り絞って泣き喚いていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「声・口調」カテゴリからランダム5
陽気な調子で(わざと)言った。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
「泣く」カテゴリからランダム5
同じカテゴリの表現一覧
声・口調 の表現の一覧
泣く の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ
感覚表現 大カテゴリ
人物表現 大カテゴリ