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里枝は、急に悪い予感に襲われたように蒼白になった。
平野啓一郎「ある男」に収録 ページ位置:27% 作品を確認(amazon)
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顔色が悪い・顔が青ざめる
胸騒ぎ・嫌な予感
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前後の文章を含んだ引用
......父親に似てきているようだった。特に目が似ていた。鼻はどちらにも似ず高くなりそうだが。──けれどもそれは、今はまだ誰とも知れない、ある男の風貌の特徴なのだった。 里枝は、急に悪い予感に襲われたように蒼白になった。そして、卵を皿に載せ、トースターの中で焼き上がっていたパンにバターとジャムを塗ってやると、「ちょっと、おかあさんがおこしてくるから、はなちゃん、これたべててくれ......
単語の意味
蒼白(そうはく)
蒼白・・・青白い。青みがかった白。血の気が引いた顔の色。
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顔色が悪い・顔が青ざめるの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
かの女の顔色は女中に見咎 められる程真青だった。
岡本かの子 / 母子叙情
死者のような真蒼な顔
松本 清張 / 美の虚像「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
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胸騒ぎ・嫌な予感の表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
この町での自分の静かな生活がフェルディナンドという男によっておびやかされているように感じ始める。それは楽章のはじめで象徴的に提示される不協和音のように、彼女の穏やかな夏に不吉な予感のしみを与えることになる。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
嫌な予感が胸のあたりに充満しはじめる。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
次に出て来る正木博士の言葉を、針の尖端のように魘 えつつ待っていた。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
ぞーっと水を浴びせられたように怖毛 をふるった。
有島武郎 / 或る女
歯磨きのペーストが固まってこびりついているような、そんな感じのこわばり
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
目を畳の上に伏せて
有島武郎 / 或る女
「驚き」カテゴリからランダム5
目に浮かんだ心底仰天したような色
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
わけがわからなくてしばらく立っていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
新聞を見ていて、突然胃のあたりを 鷲 摑 みされたような感覚が走った。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
「顔」カテゴリからランダム5
彼の顔は縦よりも横に広い茶釜みたいな形
中山 義秀 / 碑「厚物咲・碑―他六篇 (1956年) (角川文庫)」に収録 amazon
干し柿のようにしなびて黒い、面長な顔
藤沢 周平 / 三屋清左衛門残日録 amazon
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