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主人はそうだとも、そうで無いとも云わない。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:38% 作品を確認(青空文庫)
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無視する・相手にしない
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前後の文章を含んだ引用
......そばから多々良君に返事をする。細君は無論実業家になって貰いたいのである。 「先生学校を卒業して何年になんなさるか」 「今年で九年目でしょう」と細君は主人を顧 みる。主人はそうだとも、そうで無いとも云わない。 「九年立っても月給は上がらず。いくら勉強しても人は褒 めちゃくれず、郎君 独寂寞 ですたい」と中学時代で覚えた詩の句を細君のために朗吟すると、細君はちょっと分りかね......
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無視する・相手にしないの表現・描写・類語(怒りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
野見山は答えるのも馬鹿らしいという顔をした。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
わざと黙り続けている
梶井基次郎 / のんきな患者
まともに返答する気も起きず
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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「怒り」カテゴリからランダム5
めらめらと炎のように燃え続ける信子ちゃんは、泣きじゃくっているのに、こちらまで彼女が生きている熱気が伝わってくるようだった。信子ちゃんは、この巨大な骨だらけの墓場の中で、燃え上がる命の炎だった。生命そのものだった。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
兎のように赤い眼の玉
武田 麟太郎 / 日本三文オペラ「日本三文オペラ―他八篇 (1955年) (河出文庫)」に収録 amazon
「安心する」カテゴリからランダム5
一条の活路を得たような気がした。
森鴎外 / 阿部一族
大きな息遣いが聞こえた。尾畑小枝子の漏らしたため息だった。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
「性格・態度」カテゴリからランダム5
会話の運び方にも相当無理がある
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
自分の冷ややかなものが邪魔をして、女の心を寄せつけない
吉川英治 / 八寒道中
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