大きな息遣いが聞こえた。尾畑小枝子の漏らしたため息だった。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 ページ位置:21% 作品を確認(amazon)
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ため息・吐息
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前後の文章を含んだ引用
......た。それでご挨拶を兼ねて、いろいろとお話をお聞きしたいと思いまして、不躾を承知でお伺いしました」 そして、再び深々と頭を下げた。間島も慌てて頭を下げる。 途端に大きな息遣いが聞こえた。尾畑小枝子の漏らしたため息だった。 六畳間に置かれた仏壇の位牌に線香を手向けると、間島は辰川とともに手を合わせた。仏壇の周りには、幾鉢もの花が飾られており、男の子の好きそうなものが所狭しと並べら......
単語の意味
息遣い・息使い(いきづかい)
溜め息・溜息・ため息(ためいき)
息遣い・息使い・・・息の使い方。息を吸ったり吐いたりするようす。呼吸の調子。
溜め息・溜息・ため息・・・気苦労や失望、また、感動したときや緊張がとけたときに、思わず出る大きな息。大息(おおいき・たいそく)。長息(ちょうそく)。
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酒で心臓の興奮しやすくなった倉地の呼吸は霰 のようにせわしく葉子の顔にかかった。
有島武郎 / 或る女
大きな息遣いが聞こえた。尾畑小枝子の漏らしたため息だった。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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稲妻のように彼女の心に響いた
有島武郎 / 或る女
博士は今初めてその美しさに気づいたとでもいうかのような驚きに打たれていた。王の前で跪く、従者のようでもあった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
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