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声に含まれる奇妙な焦燥感
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:3% 作品を確認(amazon)
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取り乱した口調・慌てた声
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前後の文章を含んだ引用
......りる映画を物色していると、また着信音が鳴る。再び陣治から。さっきの電話から五分しかたっていない。「十和子、なんかあったんか」 押し殺した声でいきなりきいてくる。声に含まれる奇妙な焦燥感が十和子にまで伝染する。「な、なんかて、何?」「いや、せやから、なんかや。事故におうたり、誰かに因縁つけられたり」「なんでやの、なんで急にそんなこと言うん」「ど......
単語の意味
焦燥(しょうそう)
焦燥・・・苛立ち。焦り。イライラすること。
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口調は絶望を叫ぶようでもあった。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
お祖母さんが変な顔をして、「勝子が」と言ったのだが、そして一生懸命に言おうとしているのだが、そのあとが言えない。 「お祖母さん。勝子が何とした!」 「……」手の先だけが激しくそれを言っている。
梶井基次郎 / 城のある町にて
楢夫は兄の少し変わった声を聞いてにはかにあわてました。
宮沢賢治 / ひかりの素足
恐怖に近い狼狽を示して吃(ども)りながら叫ぶ
中島 敦 / 名人伝 amazon
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何でもかでもぱっと薔薇色に燃え立たせ陰影のさす余裕さえ与えなかった二十歳の情熱
宮本百合子 / 伸子
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娘はまるで封をするように僕の唇の上に指を一本置いた。 「質問はしないで」と彼女は言った。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
「じゃあねえ」と軽く歌うように言って
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
喉ぶえも裂けそうな声で、 「ひッ――人殺しっ」
吉川英治 / 野槌の百
唇のところで言葉がぼうちょうして形がゆがんで出るかのような勢でわめきつづけた。
野間 宏 / 真空地帯 amazon
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