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「心」の言葉を含む気持ちの高ぶりの表現
心の高ぶりと焦りを抑えきれない乱れた声音
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
闘志とでもいうのであろうか、心臓のあたりが痛痒いようなむずむずする感じ
山本 周五郎 / 髪かざり amazon
己の心をコントロールできずに泣き続けた
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
拳を握った。ぐっ、と力が入った。 心とか、気持ちとかが、人のすべてを司っているのだと、こんな時に思う。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
この男の悪を憎む心は、老婆の床に挿した松の木片 のように、勢いよく燃え上り出していた
芥川龍之介 / 羅生門
冷やかな侮蔑 と一しょに、心の中へはいって来た。
芥川龍之介 / 羅生門
心臓は跳ねまくった。肋骨を折りかねない勢いだ。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
私は自分の仕事を神聖なものにしようとしていた。ねじ曲がろうとする自分の心をひっぱたいて、できるだけ伸び伸びしたまっすぐな明るい世界に出て、そこに自分の芸術の宮殿を築き上げようともがいていた。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
葉子の心臓は思わずはっと処女の血を盛 ったようにときめいた。
有島武郎 / 或る女(前編)
今まで珍しく押えつけられていた反抗心が、またもや旋風のように葉子の心に起こった。
有島武郎 / 或る女(前編)
脳も心臓も振り回して、ゆすぶって、たたきつけて、一気に猛火であぶり立てるような激情
有島武郎 / 或る女(後編)
猛々しい情熱で、伸子は心がくらんだ。
宮本百合子 / 伸子
意気が、彼女の心でも火をおこす鞴 となった。
宮本百合子 / 伸子
弱る心を奮い立たせ
岡本かの子 / 金魚撩乱
春の夜のような心のときめきを感じている
梶井基次郎 / のんきな患者
ある期待のために心を緊張させながら、
梶井基次郎 / 筧の話
血の多い体が、色んな野心をおこします。
林芙美子 / 新版 放浪記
ただそれだけで、宇宙ほどある心の中が、あっという間にいっぱいになる。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
落着きのとれてない心
志賀 直哉 / 正義派「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
ティエンは使命感のあまり心の中が燃えて行くのを感じた。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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