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(カルト作家の)何を求めているか分からないくらいに暗い文体
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:21% 作品を確認(amazon)
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小説
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前後の文章を含んだ引用
......と聞くと、「よくわかんない。でも、じっと見てるといい感じがするんだ。本全体からしあわせな匂いがするっていうか。」「ふうん。」 そんなふうに思ったことがなかった。何を求めているか分からないくらいに暗い文体だっていうのに。「真由ちゃんの笑った顔みたいな。」 弟は言った。ああ、それならわかる。私はうなずいた。完璧に独立して、複雑な機能を持つ美しさ。何もかもを含み、微......
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(小説を書く)むかしからノートをとったり、構成を終りまで立ててから書きはじめるということは、あまりしなかった。出て来る人物の風貌、性格、生活さえ、あたまの中へうかんで来れば、あとは原稿紙にペンを下し、その人物がうごいて行くままに主題を追って行く、というやり方である。 だから、たとえば短篇小説に五日かかるとして、そのうちの二日は、ほとんど何もできない。他の仕事もやらない。書こうとする人間たちが生ま生ましく語りかけ、うごきはじめるのを凝と待っている。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
(短編小説)97 の短編が収録されている。根気のない人だったらしく、まるで散文みたいなごく短いストーリーが次々にくりだされる本だ。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
ものを書いて暮す
林芙美子 / 新版 放浪記
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読者の役に立つように整理が行き届いた文章
平岩 弓枝 / ふたりで探偵 amazon
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クリーニング屋の針金のハンガー
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
(被写体は)カメラのレンズの一メートルばかり上をキッと睨んでいた。何かが見えたのかもしれない。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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作品の中にぬるりと顔を出す薄気味の悪い狂気や、彼のブラックユーモアを常に覆っている屍臭のようなもの
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
愛らしくカールしたπの両足や、iの点の思いがけない力強さや、きっぱりとした0の継目
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
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