TOP > 風景表現 > 室内のようす > ドアのチャイム・呼び鈴
呼び鈴のボタンを押した。奥から女の返事が聞こえ、やがて「どちら様でしょうか」と声がかかった。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 ページ位置:21% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
ドアのチャイム・呼び鈴
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......つけた槿や、花の終わったアジサイが葉を茂らせており、その奥に濃茶色の格子の嵌った玄関があった。横の漆喰壁に《尾畑》の表札が掛かっている。 花束を手にした間島は、呼び鈴のボタンを押した。奥から女の返事が聞こえ、やがて「どちら様でしょうか」と声がかかった。「三島署の者ですが」 間島は大きな声で答えた。臨時とはいえ、特別捜査班の置かれた三島署が現在の配属部署ということになる。 慌てたように錠を外す音がして、ガラガラ......
ここに意味を表示
ドアのチャイム・呼び鈴の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ノックの音がひとしきり均質に続いた。管楽器のブレスのような束の間の休止があり、それから再び同じリズムでドアがノックされた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
ドアをノックすると、驚くほどよく響いた。所詮は突貫工事、建物全体が大きな太鼓のようになっている。
羽田 圭介「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「室内のようす」カテゴリからランダム5
(暗い部屋では外の灯りを透かしていたが)天井灯を灯したために不透明になった白いカーテンに、今は縁の茶色い、子供のおねしょみたいな見慣れた染みが浮かんでいる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(部屋に明かりをつける)指先を壁に這わせてスイッチを入れた。勢いのある光が部屋中に満ちる。目蓋が痛みに似た眩しさのせいで強張る。部屋が、新しい色を持った風景に変る。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
室内のようす の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ