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蘆雪の群猿図は奔放でいかにも蘆雪らしく、八枚の右の二枚は構図からも描法からも、 為事 を投げ出してしまったような露骨な 破綻 を見せていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:79% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......山水が殊によく思われた。いかにも律気な絵だった。次の間は郭子儀、これには濃い彩色があり、もう一つは松に孔雀の絵だった。 呉春の四季耕作図は温厚な感じで気持よく、蘆雪の群猿図は奔放でいかにも蘆雪らしく、八枚の右の二枚は構図からも描法からも、為事を投げ出してしまったような露骨な破綻を見せていた。酒に酔った蘆雪が眼に浮び、呉春との対照が面白かった。 応挙の模写という禅月大師の十六羅漢が未完成のまま庫裏の二階に陳列してあった。 沈南蘋の双鷲図、浪の間に頭を......
単語の意味
奔放(ほんぽう)
奔放・・・世間の常識や習慣とらわれないで、思ったとおりに振る舞うこと。また、そのさま。
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