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透明な脳味噌みたいなクラゲが、水に浮かんでゼラチンみたいに揺らいでいた。綺麗だった。クラゲの身体をかろうじて水から隔て、クラゲの消滅を食い止めているのは、こんなことでいいのかと思うくらい薄い、透き通った一枚の膜だ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:18% 作品を確認(amazon)
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クラゲ
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前後の文章を含んだ引用
......に脳味噌を閉じて、何も考えずにいられる仕組みにどうしてなっていないのだろう。だが閉じたまぶたの裏に見えるものはときどきものすごく怖い。 さっき観た映画のなかで、透明な脳味噌みたいなクラゲが、水に浮かんでゼラチンみたいに揺らいでいた。綺麗だった。クラゲの身体をかろうじて水から隔て、クラゲの消滅を食い止めているのは、こんなことでいいのかと思うくらい薄い、透き通った一枚の膜だ。きっと何も考えないでいれば脳はあんなふうに透明なタマシイになるのだ。陣治はやはり、種無しどぜうと言われたことを根に持っているのかもしれない。 姿の見えない数羽の......
単語の意味
隔てる(へだてる)
身体(しんたい)
水母・海母・海月(くらげ)
隔てる・・・間に何か置く。間に何か置いて交流や行き来できないようにする。時間的、空間的に間をあける。
身体・・・人のからだ。肉体。
水母・海母・海月・・・鉢虫綱の刺胞動物の総称。海中に浮かぶ下等生物。体は寒天質で長い触手を持ち、大半が毒を持つ。種類が多い。「くらげの骨」は、あるはずのない物、きわめて珍しい物のたとえ。「水母(すいぼ)」ともいう。
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いくらは新鮮でぷちぷちと音をたてそうだった
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